中古住宅購入を考えた時にまず気になったのが、間取りはどこまで変えられるのか?でした。自分で決めたいという理由で建売はちょっとな…と思っていたので、リノベーションの自由度は大事なポイントでした。これが意外にも、結構融通が効いたんです。
うちは、お風呂・トイレ・洗面などの水廻りの配置はガラッと変え、LDKと和室はほぼそのままにしました。なので間取りの自由さという点では、新築の注文住宅と気持ち的にはあまり変わらなかったです。そこも個人的に満足度が高かったポイントかなと思います。
間取りをどこまで変えられるかについてわかったことと、間取りに関してやって良かったことについて書いていきます。
間取りはどこまで変えられる?
最初に書いた通り、意外と大きく変更可能です。
元々ある柱の位置によって多少制限はありますが、階段や玄関の位置変更も可能だそう。
ただ、変えない方が費用は抑えられます。新しく壁を作ると、その下に基礎も作らないといけないらしいですし、新しく柱を立てる必要もあります。その分の材料費や手間賃、いらなくなった柱を抜く手間などが出てきます。
予算との兼ね合いも見つつ、使える部分は使うようにしました。
やって良かったこと
LDKの一角に出窓ベンチ
窓辺にベンチ+本棚にはずっと憧れがあって、これは絶対に取り入れたいと思っていました。くつろぎスペースにと考えていましたが、住んでみるとそれ以上にめちゃくちゃ便利なことが判明。
使用用途は主に子どもの遊び場なんですけどね。小上がりになっているので、キッチンに立っていても子どもの様子がよく見えて安心です。
広さの関係でLDKにソファが置けないので、ソファ代わりにもなっています。
幅2m、奥行1mとシングル布団くらいのサイズがあるので、大人がちょっと横になることも可能。夫はよくここで昼寝をしています。妹が泊まりに来た時は、布団がなくてここで寝てもらいました。
本来使いたかった読書スペースとしても、子どもが寝た隙に使っています。このブログも、ベンチの上に折り畳み式の小さい机を置いて書いています。
このように色々使えていて、本当に作って良かったよね、と話しているスペースです。
元々は普通の出窓とその下に収納という場所でした。数十センチだけ増築して、スペースを確保してもらいました。
脱衣室を独立させる
脱衣室は脱衣室のみ、洗濯機と洗面台は別のスペースに置きました。
洗面所兼脱衣室が一般的ですが、昔からこれがすごく気になっていました。誰かがお風呂に入っていると洗面台が使いにくいですよね。実家では、まだお風呂に入っていると思って洗面所に入ってきた親とちょうどあがって裸の私が鉢合わせ…なんて何度かありました。
そんな不満が溜まっていたので、わけることにしたんです。
脱衣室は本当に着替えのみなので1畳くらいのスペース。そこに小さいタンスを置いて下着などをしまっています。工事中に担当者の方から狭いかもしれないと言われていましたが、そんなに気になりません。子どもと一緒に着替えていても今は大丈夫です。子ども2人といっぺんに着替えとなるとちょっと狭いかもしれませんが。
洗面台や洗濯機は脱衣室の外、LDKからお風呂への通路を兼ねたスペースに設置しています。写真でいうと、奥の青いドアの中が脱衣室、窓の右脇に洗濯機が置いてあります。
デメリットは、化粧水問題くらいでしょうか。通常洗面台の中に化粧水をしまっているので、お風呂からあがってすぐつけられません。脱衣室に置くと今度は朝が面倒です。
結局もう一つ化粧水を買って脱衣室に置くことで解決しました。
玄関にコートクローク
玄関ホールの一角に、小さいですがコートクロークを作りました。
荷物やコートの置き場所が定まらず、LDKにポーンと放置されるのが目に見えていたのであれば便利だと思って。バッグはLDKに持って行っちゃうことも多いのですが、コートは玄関で脱いでハンガーにかけるという習慣にはなりました。
写真のように、玄関ドア側からは見えないようになっています。お客様が来た時にコートをお預かりすることもできますし、家をすっきりさせるためにひっそりと役立っているスペースです。
その他細かいやって良かったこと
間取りの工夫ほどの大きいことではないですが、やって良かった細かい部分もご紹介したいと思います。
階段の登り口にロールスクリーン
元々リビング階段の家でした。間取りとしてリビング階段は良かったのですが、暖房の効きが悪くならないかが心配でした。また、階段は予算の関係で手を付けないことにしたので古い部分が目立つのも気になります。
そこで、階段の登り口に天井から床までの長さで白のロールスクリーンを付けました。布1枚ではありますが、LDK側と階段側で室温が全然違います。これは驚きでした。
色が白なら圧迫感もありません。
キッチン脇に引き戸
LDKに入った時、キッチンの脇を通らないとテーブルへいけない間取りです。つまり、お客様からキッチンの中が丸見えになる訳です。片付けが苦手は私には大問題。
そこでキッチンの脇に天井までの高さの引き戸を付けました。普段は開けておいて、お客様が来る時は閉めています。冬は閉めておいた方が、キッチンの足元が暖かい気がします。
ここも引き戸の色を白にしたので、開けておいても閉めても存在感が薄いので気になりません。
玄関ドアの脇に照明スイッチ
玄関ドアがついている面と同じ壁面(室内側)に玄関ホールの照明のスイッチを付けました。暗くなってから帰って来ても、すぐ電気を付けられます。真っ暗い中スイッチを探さなくて良いのが嬉しいです。地味なことですが、今まで住んだ家にはなかったのですごく便利!と思っています。
間取りの力は大きい
中古住宅でも間取りはある程度好きなようにできることが伝わったでしょうか。使いやすい間取りだと家事の負担が減りますし、間取りパワーってすごいんだなと感じています。
中古住宅購入の不安が少しでも解消されると嬉しいです。
コメント