逆算だけじゃない。自分に合った目標の立て方を考えてみた

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目標がうまく立てられない、目標に向かってがんばれないというのが私の長年のコンプレックスでした。学生時代なら定期テスト前の目標、部活の目標、社会人になると成績の目標、半期の目標など目標を立てる機会はかなりありますよね。

その度に一応考えて設定はするもののエンジンはかからず、なんでできないんだろうとずっと悩んでいました。それが「成功するのに、目標はいらない」という本を読んだことで変わってきています。

目標が立てられない=ダメじゃないのかもと思えるようになり、じゃあどうしたら良い?を考えられるようになってきたんです。

本によると、夢や目標と聞くとワクワクする「ビジョン型」と、自分らしさをを満たすことでやる気が出る「価値観型」2つのタイプがあり、目標の捉え方も違うそうです。

たぶん私は価値観型が強め。価値観型について本を読んで理解したことと、これから目標とどう向き合っていくかについて書きたいと思います。

目次

やる気の素には2種類ある

やる気の引き出し方が違う「ビジョン型」と「価値観型」。どちらか一方のタイプにきちんと分類されるわけではなく、誰でも両方の傾向を持っていて、どちらがより強いかということだそうです。

その時の状況によっても変わるでしょうし、年齢を重ねたら変わった、なんてこともありそうです。

本の中では、自分がどちらのタイプの傾向が強いのか、簡単なチェックテストもあります。

各タイプの特徴から、いくつか抜粋してご紹介します。

«ビジョン型≫
・「あの姿にたどりつきたい」と思うことでモチベーションが上がる人
・未来のビジョンに「近づいている感」が大事
・成果を「(始めから)目指す」

«価値観型≫
・「自分にとって大事なことで11日を満たしたい」と思うことでモチベーションが上がる人
・自分の価値観が「満たされた感」が大事
・成果を「(結果的に)引き寄せる」

価値観型のビジョンは変わりやすい

私が特にほっとしたのが、価値観型の場合、「価値観は変わりにくいけれど、ビジョンは変わりやすい」と書かれていたこと。価値観を満たす手段としてビジョンをとらえる傾向にあるため、手段としてのビジョンは変わることがあるそうです。

実際私も、「こんな環境で仕事がしたい」という思いは何年か前からありますが、具体的にやりたいことは何度か変わっています。なかなか目標が定まらない自分に対してがっかりする気持ちがありましたが、そうなりやすい傾向なんだという受け止めができました。

やりたいことが変わった時、どんな価値観でそう判断したのか、新しい選択は自分の価値観に近づけているかを考えてみることで、選択の精度を上げていきたいと思っています。

ビジョン型の場合は逆で、ビジョンは変わりにくく、価値観が変わりやすいのだそう。「価値観は目標達成の手段になりうるので、達成すべき目標が明確にあるビジョン型の人ほど、優先順位がつきやすい」とありました。

価値観を満たす行動を積み上げる

行動のための計画づくり(本の中ではアクションプランと呼ばれています)も、タイプによって違います。

ビジョン型
ビジョンに必要な目標を見つけ、そこから逆算して行動を考えていく
価値観型
価値観が満たされたと感じる出来事を現在から積み上げて考えていく
アクションプランを考える流れは、以下のような感じ。
①価値観/ビジョンを明確にする
②①が満たされる出来事をあげる
③②が起こるために必要な資源(リソース)を引き出す
④実際に行動する内容を決める
価値観型であれば、「今日はこんなふうに過ごしたい、1週間後はこうしていたい、1ヶ月後は」と積み上げていって、少し先の理想の出来事を考えていきます。

価値観型の人は、「せいぜい3ヶ月後くらいのスパンで出来事を思い描いていく傾向」にあるそうですが、これも私の安心ポイントでした。逆算は本当に苦手で、先のことはいまいち実感を伴う想像ができません。

経験上、計画を立てて実行していけるのは長くて3ヶ月、できれば2ヶ月。3ヶ月後の理想の出来事なら想像しやすいですし、行動も考えやすそうです。

ただ、価値観型の人でも逆算を全くしなくて良いという訳ではなく、使いどころなのかなと考えています。積み上げ式で逆算をしやすい状態にするというか、期間を絞るというか。この辺は私も手探り中です。

これに関しては参考になるnoteを見つけたので、リンクを貼っておきます。

https://note.com/rogc_j_labo0926/n/nc7e8b6002b97

私の目標との向き合い方

本の内容を踏まえて私はどう目標やビジョンと付き合っていくか、自分なりに仮定したやり方を記録しておきます。実際にやってみるうちに変わると思うので、暫定的に、です。

・目標がフラフラすることを認める
・価値観を満たす理想を考える
・その理想をなるべく具体的にする
・理想に必要な要素を洗い出す
・短期の行動を決める
・自分の価値観に合うか再度チェックする

目標がフラフラすることを認める

先述した通り、価値観型はビジョンが変わりやすい傾向にあります。まずはそれを理解して認めること、必要以上に自分を責めないことにします。

以前ストレングスファインダーの結果を解説してもらった時も、私は「大まかな方向性を決めて、その中で自由にさせる」のが良いと言われました。ビシッと先が決まったのが苦手なようです。憧れはありますが。

価値観を満たす理想を考える

いきなり理想から考えるとうまくいかないので、自分の価値観を積み上げていった先がどうなっていそうか、逆方向から考えてみます。

たまに、積み上げるより先に目標になり得そうなものを思いつくこともありますが、その場合も価値観を満たしそうか必ずチェックします。

その理想をなるべく具体的にする

いつ、どこで、誰と、何を、を具体的に想像していきます。理想の一場面を写真に撮り、それを説明するイメージです。具体的に考えられない時というのは、情報が足りないからかもしれません。情報収集をまずしてみるのがおすすめです。

と言っておいてなんですが、私はこれが苦手です。なかなか具体的にならないんです。

人に話してみる、仮決め(=いつでも変更可)だと思って選択肢を絞ってみる、あたりが今のところの対策です。

理想に必要な要素を洗い出す

理想の状態を満たすためには、何が必要かを出していきます。今の自分にあること・ないことだけでなく、周りにできる人がいないかも含めて考えてみるのがポイントだと本に書いてありました。

短期の行動を決める

必要な要素を元に、最長3ヶ月(私はできれば2ヶ月)で何をするかを決めます。

資格試験などそれ以上のスパンが必要になりそうな時は、全体の見通しをざっくり見てから、直近1ヶ月を考えて決める、というようにしています。2ヶ月目以降はその時にまた考え直した方が、私はうまくいっています。

自分の価値観に合うか再度チェックする

出てきた理想から行動までが自分の価値観に合うか、やりたいと思えることか、再確認します。ここで納得できてないと結局すぐ止まってしまいそうなので、引っかかることがあれば我慢せずに再検討です。

まとめ

目標設定が苦手な人には、ダメじゃない、他のやり方もあるよ、ということだけでも知ってもらいたいなと思います。私自身が「価値観型というタイプがある」とわかっただけで気持ちが違ったので。

自分が価値観型かもと思った方には、本の一読をぜひおすすめしたいです。著者の方が書いた記事もあったので、手軽に読みたい方はこちらでも。

https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0611/21/news052.html

私なりの目標との向き合い方を実行に移すのはこれからですが、やってみて修正をしながら、自分にしっくりくるやり方を見つけていきたいと思います。

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