この記事では、わたしがTOEICのリスニングパートで475点を取るまでに取り組んだ2つの勉強法をご紹介します。
使った教材は公式問題集だけです。
小さい子どもがいて、仕事をしていると、机に向かって勉強できる時間はわずか。
そのため、すきま時間・ながら時間も使いながら勉強していました。
忙しい中でも時間をやりくりして勉強したい!という方の参考になればと思います。
勉強を続けて、2023年にTOEIC920点を取得しました!勉強法を以下の記事にまとめています。
(別のブログに飛びます)
【体験談ブログ】TOEIC600点→920点取得までの勉強法と参考書を紹介 | スキゴガ
使う教材・道具
準備するのは2つだけ!
- 公式問題集
- ワイヤレスイヤホン(無くてもOK)
テキストは、公式問題集のみ。
何冊も手を出す時間的余裕がないので、1冊をじっくり取り組みます。
あとは、すきま時間の勉強に欠かせないワイヤレスイヤホン。
ワイヤレスイヤホンがあると、家事をしながら、子どもを抱っこしながらでも英語を聞くことができるので、個人的には必須アイテムです。
勉強用であれば音質もそれほど重視しないでしょうし、安いもので大丈夫。
1つあると、英語に触れる時間が大きく変わるので本当におすすめです。
わたしはSOULのイヤホンを使っています。
勉強方法①じっくり聞く
正確に聞けるようになるために、1つの問題の音声を以下の流れで勉強していました。
- 問題を解く
- ディクテーション
- 精読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 暗唱
この勉強法は、ツウさんのブログを参考にしています。
主にTOEICの勉強法を非常に詳しく説明してくださっていて、わたしはもう何年もお世話になっています。
TOEIC勉強中の方なら絶対参考になる、めちゃくちゃありがたいブログです。
問題を解く
まずは普通に問題を解いていきます。
本来ならリスニングパート全体を通して解いた方が良いのでしょうけど、まとまった時間が取れないので数回に分けていました。
1日目はPart1、2日目はPart2の前半、3日目はPart2の後半というように。
解き終わったら、正誤のみチェックして正答率や苦手なパートを把握しておきます。
ディクテーション
続いて、問題の音声を聴きながら、書き取っていきます。(Part2の場合は選択肢も)
3〜4回聴いたら終わりにしていました。
もう限界!というところまでやると時間がかかってしまうので、そこはサクッと諦め。
テキストと照らし合わせて、聞き取れなかった部分を確認します。
精読
今度はテキストを見て、問題文を精読していきます。
わたしがチェックしているのは、以下の辺り。
- 意味や発音を知らなかった単語のチェック
- 文の構造(SVOなど)の確認
- 聞き取れなかった部分の確認
- 音の繋がりや強く/弱く発音する部分のチェック(これは音を聞きながら)
一通りできたら、一度ゆっくりめに通して音読してみます。
うまく理解できない、引っ掛かる箇所があれば、そこの精読が足りないので再度確認。
わたしの場合、文の構造が複雑な時に引っ掛かりやすいので、丁寧にやるようにしていました。
ここまでは机に向かった方がやりやすいので、朝早起きしてやることが多かったです。

時間が取れない時は、iPadで使う部分のテキストの写真を撮っておいて、会社の駐車場に着いたあと車の中でやっていたこともありました。
スマホとタブレットもしくはスマホとノートがあれば、すきま時間を使って少しずつ進めることができます。
微々たるものでも、やらないよりは良いはずと思っていました。
オーバーラッピング
次はオーバーラッピングです。
テキストを見ながら、音源と同じスピードで声に出して読んでいきます。
最初はそのままのスピードだと速くてついていけないので、0.7倍速くらいから始め、オリジナルのスピードで読めるようになるまで繰り返しました。
テキストを見られるようにしておけば(写真でも印刷でも)、子どもを抱っこしながらでもできます。

顔に攻撃くらうこともありますけどね!
シャドーイング
オーバーラッピングができるようになったら、テキストを閉じて今度はシャドーイング。
音声のみを聴きながら、聴こえたものをそのまま口に出していきます。
最初からオリジナルのスピードだと難しければ、0.7倍や0.8倍速から始めて、1.0倍でできるまでちょっとずつスピードを上げていきます。
シャドーイングも音さえ聴こえればできるので(集中力は要りますが)、子どものそばでもできる勉強法です。
暗唱
最後に、暗唱をします。
すでに結構な回数を繰り返し口に出しているはずなので、そんなに苦なくできると思います。
わからなくなったらテキストを確認しつつ、何も見ずに全文言えるようになるまで繰り返します。
2、3回できたら完成としていました。
- 問題を解く
- ディクテーション
- 精読
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 暗唱
このセットを1問分やるのに大体1時間くらいかかるので、1問につき2〜3日かけるペースでやっていました。
ポイントは、とにかく無理しないこと!
勉強時間が多い方からすると、少なすぎ!甘い!と思うかもしれません。
でも、すでに仕事や家事・育児で1日の大半を使っているパパママにとっては、勉強時間の捻出をするだけでも大変です。
辛いと思うと続かないので、ちょっとでもできたらOKと捉えましょう。
勉強方法②たくさん聞く
じっくり聞くのと同時に、TOEICの音声に慣れるため聞く量も増やします。
通勤時間(マイカー通勤です)はTOEICの時間と決めて、リスニングの音声をひたすら聞き流していました。
シャドーイングなどは危ないので、あくまで聞き流しで。
この時、速度は1.5倍速にします。
最初は速くて何言っているか全然わからない!という感じだと思うんですが、慣れてきます。
そうすると、通常のスピード(1.0倍)がすごくゆっくりに聞こえるんです。
わたしは聞き流しは1.5倍でしか聞いていなかったので、試験当日リスニングが始まった時、聞きやすい!と思えました。

聞き流しをするのにめちゃくちゃおすすめというか、必須のアプリがあります。
「abceed」という無料アプリです。

このアプリ、これまで出版されたTOEIC公式問題集の音声が無料で全て聴けるんです!
テキストを買っていなくてもです。
すごくないですか?
問題集の中身は見られないので、聞き取れなかったところの確認はできません。
でも聞き流し用なら十分だと思います。
スピードも、0.5倍速〜2.0倍速まで変えられます。
1.5倍で負荷が足りないと思ったらもう少し上げても良いかもしれません。
すきま時間の積み重ねでも成果は出る
- 問題文を暗唱できるまでじっくり読み、口に出す
- 1.5倍速でたくさん聞く
この2つの勉強で、わたしはリスニングパート470点を超えることができました。
時間も負荷もかかるのは①の暗唱の方ですが、こちらをなるべく増やすことで力がついてくると思います。
机に向かえる時間が少なくても、すきま時間を積み重ねることで成果に繋げることができます。
日々忙しいパパさんママさん、一緒に少しずつ進んでいきましょう!
コメント