今では不思議に感じるほどですが、5、6年前くらいまでのわたしは自己肯定感が低いというよりほぼ無く、生まれ変わっても絶対この人生は選ばないぞと強く思って生きていました。
家族関係もその他の人間関係も良好だし、仕事もプライベートも大きなトラブルがあった訳ではないのに、です。
- 今の状況を変えたいと思うけどどうしたら良いかわからない
- 友だちにも話せない
- 出てくるモヤモヤは自分の中に押し込めて過ぎ去るのを待つ
そんな状態でした。
それが今は、
自分の人生にそこそこ満足しているし、
人に話せないのはあまり変わらないけども、
その代わりにノートに気持ちを吐き出して自分で聞いてあげられるし、
自分で自分を満足させられるようになってきました。
変われたのは何か大きな1つの出来事があったわけではなく、小さなきっかけの積み重ねです。
その過程を書くことで、うまくいかない、どうしたら良いかわからないという方へ少しでもヒントになれば嬉しいと思い、残してみることにしました。
きっかけ①点が線になる経験をした
最初のきっかけは、点が線になる体験をしたことです。
ぼかした言い方になりますが、自分では全く関連性をがないと思っていた事柄が次々と繋がり、複数の悩みが一度に解決したということがありました。
わたし自身全く予想していない展開でしたし、こんなうまい話があって良いのかと、驚きしかありませんでした。
当時のわたしは、何かを変えるためには、一振りで状況が一変するような、大きくて即効性のあるものを求めていたように思います。
でも上記の経験を通して、どう役に立つかがすぐに見えるものだけを求めなくて良いこと、将来的に何が役に立つかはわからないことを信じられるようになりました。
信じるという行為自体、効果も役に立つかも始めはわかりません。それでも5年経った今考えるとそれが転換点だったと思いますし、信じていて良かったと心から思っています。
その後もちょいちょい、あの時のこれがここで使えるのか!と驚く経験は何度もあり、何が役に立つかわからないって本当だとその度に感じています。
また、6年前の一連の繋がった経験は、悩みを信頼できる人に話してみたことがきっかけでした。
なんで人に話してみようと思ったのか今ではよく覚えていないのですが、アウトプットが大事だという大きな気付きになりました。
自分の中で考えているだけでは何も変わらないけど、何かしらの形で外に出すと何かが起きるかもしれないんだ、と腹落ちしたんです。
人に話す以外でも、知り合いに知られたくなかったら匿名でSNS投稿してみるとか、ブログや動画配信を始めてみるとか、今は選択肢もたくさんあります。これならできそうと思うものを続くかなどは考えず、とりあえずやってみる。
とは言ってもわたしも、すぐに何かを始められた訳ではありませんでした。
この時は人に話すことでうまくいきましたが、元々人に悩みを話すのは得意ではなかったので、何をどうアウトプットするか、この後しばらく悩むことになりました。
きっかけ②バレットジャーナルを始めた
バレットジャーナルを始め、書く習慣がついたことも大きな転換点でした。もうすぐ丸4年になります。
それまで手帳は持ってはいたものの、スケジュール管理にしか使っておらず、書く習慣は全くありませんでした。
むしろ、自分の字で記録が残るのに生々しさを感じ、書くなんてとんんでもない!と思っていたくらいです。
それがある日突然、何か残しておかなければ…!という気持ちになり、手帳を書き始めたんです。
最初は出来事など事実のみをメモしていただけですが、徐々に自分の思考を書き出せるようになりました。
最初はバレットジャーナルのページを作るのも楽しくて、情報収集のために始めたのがインスタグラム。
見ているうちに自分のページも載せたくなり、図らずともだんだんアウトプットの場になっていきました。
そうやって発信を続けていくうちに、同じくバレットジャーナルをしている方と繋がれたり、雑誌掲載のお声がけをいただいたり、ブログまで始めてみたりとだんだん世界が広がっていきました。
バレットジャーナル初期にやってみて特に影響が大きかったのが、良かったことリストです。1日2つその日の良かったことを書いていくというもの。
最初はご飯が美味しかったとか、おやつに何食べたとか、食べ物の話が半分以上だったのですが、次第に小さな良かったことを見つけるのが上手になってきました。
これ良かったことリストに書けるじゃん!と思う数が日々少しずつ増えていくんです。1〜2ヶ月経つ頃には、自分でも変わったことがしっかり自覚できるくらい、良い気持ちで過ごせる日が増えました。
平熱が上がるというか、何でもない日の基礎点?基準点?がぐぐっと押し上がった感じです。
日々の満足度もちょっとずつ上がってきました。
きっかけ③すごろくノート術と出会った
手帳習慣はつきましたが、自分の気持ちをノートに書き出すのはまだまだ苦手でした。出産、育休を経て仕事に復帰すると思うように手帳時間が取れず、惰性で書いている時期もありました。
そんな時に見つけたのがすごろくノート術。
確か、インスタのおすすめか何かに出てきて気になったのが最初だったと思います。
ワークショップ、マスター講座と立て続けに受講したものの、気持ちを吐き出すのはまだまだできていませんでした。
それが変わったのが、デイリーすごろくを書く習慣ができてから。ちょうど1年前くらいからでしょうか。
デイリーすごろくでは、その日の理想のゴール(気持ち)を決めてからその日のタスクを書き出していきます。
続けているうちに、自分の中でしっくり来ない気持ちを無視せず、素直に吐き出せるようになってきました。
バレットジャーナルで、使いにくいと思ったらフォーマットを変える、を続けていたのも、しっくりこない気持ちに蓋をしない訓練に、実はなっていたのかもしれません。
今でもまだまだ出し切れていないなと思うことはありますが、それを自覚できるようになったのも進歩かなと。
また、デイリーすごろくによって自分で決めてできた!を味わう、自分の気持ちが良いように取り組み方を変えてみるなど、自分で自分をごきげんにする術が少しずつわかってきました。
やりたいと思うことも、細分化してまず1歩踏み出せるようになってきています。
頭で考えて考えて考えて、結局行動に移せず、が以前はよくありましたが、前よりは1つ目の行動に移すまでの時間が短くなったように思います。
毎日楽だし楽しいと思えるようになったのはつい最近のこと。力を抜いて過ごせるようになりました。ようやくここまで来たか、と感慨深いです。笑
未熟な部分もまだまだ残っていますが、6年前のわたしが今を見たらびっくりするだろうし、できていることもたくさんあって嬉しいんじゃないのかな。
育休が明けて仕事に復帰したらまた状況は変わるのでしょうけど、それでもその時々に合わせて何とかできる気がしています。
信じられるものをもつ
最後に、信じることで支えられてきたという話を。
なかなか自分が信じられなかったわたしですが、今は信じ切れているかと言ったら、前よりはずっと良いけど、正直ちょっと揺らぎます。
その代わり、2つのことは信じてきました。
1つが、きっかけ①で書いた「点が線になる」こと。
やはり、自分で経験したことは強いです。もしかしたら将来どこかで繋がるかもしれないと思って、その時々でやりたいと思うことは遠慮なくやってみたいと思っています。
躊躇う気持ちも出てきた時には、お守りのようにこの言葉を思い出しています。
もう1つが、信頼のできる人に「最終的にはわたしのやりたいようになってるじゃん」と言ってもらったこと。3年前くらいだったはず。
うまくいかないことも進んでいる気がしないこともたくさんありますが、「でも最終的にはやりたいようになってるって言ってもらった」と思うことで、今の状況に惑わされすぎずにいられています。
この2つの言葉には、出会ってからずっと支えてもらっています。
別に大きな言葉でなくても、些細なこと複数でも、言葉じゃなくて何かの存在でも、形はなんでも良い気がします。
信じられることがあるというだけで、安心感が生まれると思うんです。
最後に
わたしの超個人的な変化の話を長々と書いてしまいました。
この話は、先日クラブハウスでお話しさせてもらうことになり、話すことの整理のために振り返ったことがきっかけで書いてみようと思ったものです。
自分の変化にはなかなか気付けないもので、この変わりように1番驚いているのはわたしです。長期スパンで見ることの大切さを改めて感じました。
今もやもやしている方に、何か小さなひらめきやきっかけになったら嬉しいです。
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