バレットジャーナルについて発信をしていると、続けられませんでしたという声をよく聞きます。
理由は、
- 完璧主義になってしまって書けなかった
- セットアップが追いつかなかった
この2つがとても多いです。
わたし自身は自他ともに認める面倒くさがりなのですが、バレットジャーナルは5年目に突入。
面倒くさがりだからこそ、楽さと快適さを常に探していたら続いていた感じです。
5年続けてみて思うのは、いかに準備するページ(=セットアップ)を減らすかは結構大きなポイントだということ。
なるべくセットアップを減らして楽しくバレットジャーナルを続ける、わたしなりのコツをご紹介します。
スケジュール管理は別でやる
まずおすすめしたいのが、スケジュール管理は別でやること。
アプリを使ったり、別の手帳を使ったりして、バレットジャーナルにはスケジュールを書かない。
「え、全部を1冊にまとめるからバレットジャーナルなんじゃ?」
わたしもそう思っていました。
ところがバレットジャーナルの創始者であるライダー・キャロルさんも、スケジュール管理は別でやっているとインタビューで答えられていたそう。
「ときほぐす手帳」という本の序章に書かれていて、読んでびっくりしました。
Instagramで繋がったバレットジャーナルユーザーさんのお話を聞いていても、スケジュール管理は別でしてますという方、少なくありません。
スケジュール管理を別にすることのメリットは、
セットアップの手間が大幅に減ること!
ただ減るだけじゃない。大幅に、です。
わたしはスケジュール管理に市販の手帳を使い始めてから、
- フューチャーログ
- マンスリーカレンダー
はセットアップしなくなりました。
新しいノートに変わる度に半年分のカレンダーを書き写す必要もありません。
月末に、そろそろマンスリー作らなきゃ、時間が取れない、もう新しい月が始まってしまう〜!と焦ることもなくなりました。
予定を書く以外の使い方をフューチャーログやマンスリーログでしている方もいるかもしれません。
市販の手帳は最初に1年間が見通せるカレンダーがついているものも多いので、そちらを使う手もあります。
無くしてしまうとめちゃくちゃ楽ですよ!
デイリーをメイン使いする
もうひとつセットアップを楽にするのにおすすめなのが、デイリーログをメイン使いすることです。
Instagramを見ている限りでは、ウィークリーログをメインに使っている方が多い印象です。
- 1週間が見開き1ページで見通せる
- 週単位で管理したい項目がわかりやすい
- 2、3日後のタスクもその日の欄に書き込める
などウィークリーをメインで使うメリットはたくさんあります。
なのですが、週1回セットアップが必要になるんですよ。
5〜10分あればできてしまうのですが、その時間が取れないまま新しい週に突入してしまい、月曜日のタスクを書く場所がない…なんてことも。
セットアップはしたのに結局忙しくてほとんど書けず、ページが真っ白いまま終わってしまったことも何度も経験済みです。
そこでデイリーログをおすすめしたいんです。
デイリーログなら、その日の朝(もしくは前日の夜)に日付を書けば準備完了。
30秒もかかりません。
書く量も自由です。
書きたい日はたくさん書けば良いし、書けない日は飛ばしてしまいましょう。
わたしも日付が飛び飛びになっている時期もあります。
前回書けた日の下に続けて書いていくので、ページが白いまま残ることもありません。
デメリットは、先の予定が書きにくいこと。
2、3日先にやりたいタスクや予定を書く欄がないんですよね。
そこでわたしは1週間のタスクを書き貯める場所を作っています。
ウィークリーページの一種になるのだと思いますが、その週にやること、やりたいことは一旦このページに書きます。
そして毎朝ここを見ながらその日やることを選んでいます。
わたしの写真のページはカラーペンも使っているし、セットアップしていることになると思うのですが、
「今週のタスク」とだけタイトルを書いてページを準備するくらいで良いと思います。
週の途中で新しいタスクが発生した時は、その日のうちにできるならその日のデイリーに、明日以降になるならタスク一覧のページに書き込みます。
やる日付が決まっているなら、タスクの後ろに括弧書きで日付を記載。
先のタスクも管理しつつデイリーの良さを活かして、楽にバレットジャーナルが続けられています。
最低限満足できる装飾ラインを知る
シンプルに書きましょうと言っても、黒一色の手帳にわくわくしない方もいると思います。
楽しくないと続かないですからね。
自分が最低限満足できる装飾のラインを知っておくのもおすすめです。
時間があればもっとやりたいけど、まあこのくらいあれば楽しく使えるかな、というライン。
- ページの端にシールやマステを貼る
- マーカーで線を引く
など、基準は人それぞれです。
どうしてもしっかり装飾をしたいなら、バレットジャーナルは普段使いではなく、特別なことの記録用としてしまうのも手です。
それでも、完璧主義を手放すことは必要だと思うんです。
すぐには難しいので、少しずつ訓練して慣れていく感じで。
綺麗に書きたい、ページを崩したくないと思う気持ちもよくわかります。
上手く書けなくて、途中で辞めてしまいたくなる気持ちも。
でもわたしは、書けないこともひとつの記録だと思うんです。
そうすると、全く書けなかった日もこの日は余裕がなかったんだとわかりますし、
装飾なしで文字だけの黒いページも、そういう時期だったんだな〜と一目で伝わります。
今日はこんなことがありました、と文字で残しておくのとはまた違った、リアルな記録だと思いませんか?
思うように書けなくても、「大丈夫、大丈夫」と自分に声をかけてあげてみてください。
目的を考える
あとはやっぱり、何のために使いたいのか?を明確にさせておくのは大事だと思います。
市販の手帳を使っていても特に困ったことはないし、手帳をスケジュール管理以外で使うつもりはないけど面白そうかも〜でバレットジャーナルを始めると、続かない可能性大です。
(そもそもそんな人はバレットジャーナルをやろうと思わないかもしれませんが)
目的と言われると難しく感じる場合は、手帳を使ってどうなりたいか?どんな生活ができたら良いか?を考えてみてください。
小さなことで良いんです。
ダイエットを続けたいとか、少しでも自分の時間をもちたいとか。
1つでも目的が見つかったら、そのためにどんな使い方ができるか考えてみます。
わたしは、同じような目的で使っている人の例を検索しまくります。
「手帳 ダイエット 記録」「手帳 書き方 ダイエット」など、
目的が見えているだけでも、検索ワードが絞れて参考になる使い方が見つかるはずです。
「手帳 実例」だけだと漠然としすぎて、なかなかこれだ!と思う結果に行き当たらないんですよね。
そうやっていくうちに、自分の手帳の目的もだんだん絞れてくると思います。
自分のペースで続けられる方法を楽しく探す
バレットジャーナルを楽に続けるコツを4つご紹介しました。
- スケジュール管理をしない
- デイリーログをメインに使う
- 満足できる最低限の装飾ラインを知る
- 目的をもつ
最初からすぐに理想にぴったりの使い方は見つかりません。
見つかったと思っても、状況や考え方の変化でまた変わりますしね。
だから探す過程を楽しめるかがけっこう大切です。
「また続かなかった〜、だめだな」ではなく、
「これはだめだったかー。じゃあどうしたら良いかな?何かアイディア探してみよう」という感じのスタンスでいてみると良いです。
そのうちだんだん、自分に響きやすいものが見えてくると思います。
過程も全てひっくるめて、手帳を楽しみましょう〜
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