バレットジャーナルってどんなイメージですか?この記事を開いてくださったということは、バレットジャーナルを始めてみようかな〜と思っている方が多いと思います。
そんな方のために、気軽にシンプルに始められて、なおかつ続けられるよう、なるべく簡単にバレットジャーナルの始め方をご説明したいと思います。
なので逆に言うと、イラストやシール・マステなどでノートを彩りながら楽しみたいんだ!という方のための情報はほぼないです、すみません…。
基本的な使い方と、バレットジャーナル歴5年目になるわたしの続けるコツをお伝えしたいと思います。
始める前に知っておこう
始める前に、簡単にバレットジャーナルについてご説明します。
バレットジャーナルとは?
バレットジャーナルとは、ライダー・キャロルさんという方が考案されたノート術です。
英語表記のBullet Journalを略して「bujo(ブジョー)」と呼ばれることもあります。
1冊のノートにスケジュール管理からタスク管理・アイディアのメモなど何でも書くことができ、しかもそれを効率良くシンプルに管理ができます。
日本では、Marieさん著の「『箇条書き手帳』でうまくいく はじめてのバレットジャーナル」という本をきっかけに広く知られるようになりました。
イラストやマステなどをふんだんに盛り込んだ、綺麗なページのバレットジャーナルもたくさん見かけますが、本来は黒ペン1本とノートがあればできる、とてもシンプルなノート術です。
バレットジャーナルについてもっと詳しく知りたい方には、ライダー・キャロルさんが書かれた公式ガイドもおすすめです。
バレットジャーナルに向いている人
バレットジャーナルが続きやすい人、向いている人を考えてみました。
あくまで主観なので、当てはまらないからと言ってバレットジャーナルができない、続けられないという訳ではありませんよ。
- 市販の手帳に不満がある、使いにくいと思う人
- 年の途中で使い方が変わったり飽きたりして、手帳を買い換えてしまう人
- 情報をなるべく1箇所にまとめたい人
- 生活に合わせて手帳の使い方を都度変えていきたい人
- とにかくたくさん書きたい人
- アイディアを考えるのが好きな人
この中に当てはまるものが1つでもあったら、きっとバレットジャーナルを楽しめると思います。
バレットジャーナルの準備
バレットジャーナルを始めるにあたって必要なのは、ノートとペン1本だけ!それさえあればすぐに始められます。
ペンとノートはどんなものが良い?
ペンは、黒1色の普通のボールペンがあれば大丈夫。普段使っている、自分が使いやすいと思う太さや書き心地のペンを準備してください。
使いたければ、カラーペンやマーカーなどがあっても良いですね。
ノートは、自分が気に入っているものなら何でも大丈夫です。毎日のように開くので、使いやすいと思うサイズ、テンションが上がる可愛い表紙など、何かしらプラスの要素があるノートだと良いですね。
ノートのこだわりは無いよ〜という方には、A5サイズの方眼ノートがおすすめです。1ページに書ける量もちょうど良いですし、持ち運びもできなくはないかな、という大きさ。
持ち運びやすさにこだわりたいなら、A6サイズでも。
どんな種類のページでも作りやすいように、横罫線のノートよりは方眼がおすすめです。
おすすめのノートは?
◆MDノート
私は、MDノートをずっと使っています。書きやすいし値段も手頃だし、めちゃくちゃ気に入って使っています。
MDノートの良さは以下の記事でたっぷり語っているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
◆ロイヒトトゥルム
ロイヒトトゥルムは、世界中のバレットジャーナリストから愛用されているドイツ製のノート。
表紙がハードカバーで色の種類が豊富なので、きっと気にいる色が見つかると思います。
インデックスページがあること、ページ番号が記載されていることなど、バレットジャーナルにぴったりです。
ロイヒトトゥルムからは、バレットジャーナルの公式ノートも発売されています。
以下の記事では、MDノートとロイヒトトゥルムを比較してみました。
◆LIFE JOURNAL
フランスのブランド、クオバディスが出しているバレットジャーナル用のノートです。
インデックスやマンスリー、ウィークリーなどのページがすでに準備されているので、なるべく簡単に始めたい方にはおすすめです。
キーを覚えよう
バレットジャーナルを早速書き始めるその前に、バレットジャーナルの大前提となる「ラピッドロギング」とキーについてご説明します。
ラピッドロギングとは、素早く記録すること。
バレットジャーナルの基本は、箇条書きです。
そうすることでシンプルに、後から振り返った時も見やすくわかりやすくなるんです。
そのために大事なのがキー。書いた内容やタスクの進行状況、重要度などが一目でわかるような記号のことをキーと言います。
キーは公式サイトで紹介されているものもありますが、自分で考えてもOK。
わたしは公式のキーにオリジナルを少し加えて、写真のキーを今は使っています。(⭐︎は今は使ってないです)
この写真のように、ノートの1番最初のページをキーを書く用のページにしている方も多いです。
覚えるまでは、あれなんだっけ?となりますからね。
そのキーを使って書いているのが下の写真です。
タスクは普通の箇条書きのように、「・」をつけて書きます。
完了したら上から「×」を書きます。
優先的にやりたいものの前には「*」をつけてわかりやすくします。
その日のうちにできなくて、翌日以降になる場合は「・」の上から「>」を書き加えます。
私のキーの使い方は以下の記事でも詳しく解説しています。
バレットジャーナルの基本の書き方
さて、ここからが本題となる書き方です!
バレットジャーナルは基本的に4つの項目から成り立っています。
それが、
- インデックス
- フューチャーログ
- マンスリーログ
- デイリーログ
です。
それぞれについて見ていきましょう。
インデックス
インデックスは、索引代わりになるページです。
バレットジャーナルは情報をなんでも1冊のノートに書いていきます。なので後から見返す時に探しやすいよう、インデックスページが必要になります。
作るのは、ノートの最初の数ページ。私は見開き1ページ分をインデックス用に取っています。
全ページを書く人もいますが、私は後から見返しそうなページのみ書いています。
フューチャーログ
年間の予定を管理するのがフューチャーログです。
ノートの最初にインデックスページを作ったら、その次のページにフューチャーログを作ります。
1年分のカレンダーを準備して、そこに先の予定やタスクなどを書き込んでいきます。
なのですが、わたしは今はフューチャーログを作っていません。理由は後ほどご説明しますね。
マンスリーログ
続いてマンスリーログです。これは月の予定やタスクを管理するページで、毎月つくることになります。
カレンダー形式、リスト形式などフォーマットも複数あるので、自分の予定の多さや書きたい内容によって選びましょう。
以下の記事では、タイプ別のフォーマットを紹介しています。
ウィークリーログ・デイリーログ
毎日の予定や細かいタスクはウィークリーログやデイリーログで管理します。
違いをざっくり説明すると、
ウィークリー:見開き1ページに枠を書いて、1週間をそこにまとめる。
デイリー:毎日その都度日付を書いて、その日書きたい分だけ書く。
どちらを使うかは、お好みに合わせてで大丈夫です。
以下の記事では、私がこれまでに使ったパターン別ウィークリーのフォーマットを紹介しています。
私は以前はウィークリー派でしたが、今はデイリーとウィークリーを併用しています。
今の使い方は以下の記事からどうぞ。
ふだん書くこと
ふだんはウィークリーページもしくはデイリーページに、毎日やることやその日の記録、思いつきなどを書いてきます。
先ほど説明したキーを使って、どんなカテゴリのことかわかるように書いていきましょう。
タスクの下に読んだ本の感想を書いても良いし、育児日記を書いても良いし、何を書くかも順番も自由です。
わたしは長くなりそうなことは別の新しいページに、ちょっとしたことはデイリーにというように書き分けています。
新しいタスクが発生した時は、いつやるものなのかを基準にメモするページを判断しています。
コレクションページ
バレットジャーナルの醍醐味ともいえる、コレクションページを作りましょう。自分の興味や挑戦したいことなどをページにしていきます。
これは楽しみとして作る要素も大きいので、無理して作る必要はありません。
- 読んだ本リスト
- 行ったことがある国リスト
- やりたいことリスト
- ダイエットの記録
など、何でもOKです。
私のコレクションページは、以下の記事で紹介しています。
普段のメモ
これまで紹介したページ以外に、わたしは普段のメモとしてもかなりノートを使っています。
頭を整理したいこと、やらなくちゃいけないことの書き出し、長めに日記を書きたい気分の時など、とにかく思いついたら書き出しています。
こういうメモページは、文字のみ、ほぼ黒一色。
字が汚すぎて他の人は読めないようなページも少なくありません。
一つだけルールとして、ページの頭に
▶︎190910 〇〇について整理
のように日付とメモの内容は必ず書くようにしています。
バレットジャーナルを続けるコツ
バレットジャーナルを始めたものの、続けられませんでした、挫折しちゃいました、という声もよく聞きます。
なるべく続けられるように、わたしが心がけていることをご紹介します。
スケジュール管理は別でする
1冊で全てを管理することからは外れてしまうんですが、バレットジャーナル初心者の方であれば特に!スケジュール管理を別でするのがおすすめです。
バレットジャーナルの挫折のきっかけって、新しいマンスリーやウィークリーを作れなくてそのままズルズル…が少なくない気がします。
決まった予定が書き込めないのは困りますよね。
スケジュール管理を別の手帳やアプリなどを使えば、マンスリーやフューチャーログなどの準備にかかる時間や、作らなきゃ使えない感が一気に減ります。
わたしがフューチャーログを作っていないのも、スケジュール管理は別の手帳でしているからです。
バレットジャーナルをされている方の話を聞いていると、スケジュール管理は別という方は少なくないですよ。
完璧を求めない
ページはいつも綺麗に書かなきゃいけない、毎日書かなきゃいけない。
そんな「しなきゃいけない」は、なるべく手放しましょう。
走り書きの日があっても、書けない日があっても、それもひとつの記録です。
この時は忙しかったんだな、余裕がなかったんだな、というのが一目でわかって、逆にわかりやすくないですか?
書いてある内容だけでなく、手帳全体が日々の記録になるとわたしは思っています。
気軽に始めてみよう
主なページを紹介してきましたが、最初は色々試行錯誤してみてください。そのうちだんだん、自分にちょうど良い使い方が見えてくると思います。
「バレットジャーナル」でInstagramやPinterestで検索をすると素敵な実例がたくさん見られますが、時間もあっという間に過ぎるのでご注意を。
絶対これをしなきゃ!というルールはないので、あまり気負わず、気軽に始めてみてください!
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